ＳＴＩ（ＳＴＤ）とは、性感染症「Sexually Transmitted Infections(Diseases)」の略です。
昔はＳＴＤと呼ばれていたが最近はＳＴＩと呼ぶことが多い。
性感染症とは性行為（セックス）でうつる病気のこと。
梅毒、肝炎や尿道炎、ＨＩＶ等そんな病気を全部まとめてＳＴＤ（性感染症）と呼んでいるのです。
この性感染症はいろいろあるけど病院で治療すればすぐに治るものもあれば一生付き合うものもあって多種多様。
ＳＴＤは、精液・血液・さきばしり液の中の微生物がＳＥＸを通じて、相手の性器、泌尿器、口腔、肛門などの粘膜や傷口から相手の体内に入り込んでうつります。
病気によっては潰瘍(かいよう)や水泡(すいほう)ができてそこに粘膜が接触して染る場合もあります。
 
一時期はＨＩＶや肝炎が注目された時期もありましたが、最近は関心が薄れて来たように思われます。しかし、感染者は急増しているのです。
また、性感染症にかかっていると、性器や泌尿器などの粘膜に炎症が生じて、ＨＩＶに感染しやすくなることがあります。早期発見・早期治療が大切です。
 

STD検査

当センターでは毎月第三月曜日にHIX・梅毒・B型肝炎の無料迅速検査を実施しています。プライバシー重視の完全予約制です。
SHIPのSTD検査
 

ＨＩＶって何？

ＨＩＶとは、エイズの原因となるウイルスのこと。
ＨＩＶに感染すると次第に抵抗力が弱まり、健康なときなら心配のないウイルス、細菌、カビなどの病原菌でも、いろいろな病気が起こるようになります。こういった状態をエイズ（ＡＩＤＳ）といいます。
だから、HIVの感染＝エイズというわけではありません。

ＨＩＶの初期症状は？

HIVに感染すると、感染後約２〜８週間後に発熱やリンパ節の腫れ等の「急性期症状」がでてくることがあります。
でも、この症状は風邪と似た症状なので区別することはまず不可能でしょう。
ですから、定期的に検査を受ける必要があるのです。

HIV（エイズ）は薬で治るの？

現在の医学ではHIVをなくすことはできません。
抗HIV薬でエイズの発症を遅らせることができますので、早期発見・早期治療が大切です。
最近では、治療薬が効きにくい「耐性エイズウイルス（ＨＩＶ）」による感染も増えています。
このウイルスは、薬治療を中断するなどした患者の体内で、薬への抵抗力を持つウイルスが増え、他の人に感染するものです。
従来のHIVウイルスに感染している人が、新たにこの耐性ウイルスに感染することもあるので、感染している人も予防する必要があります。
 

STD検査

当センターでは毎月第三月曜日にHIV・梅毒・B型肝炎の無料迅速検査を実施しています。プライバシー重視の完全予約制です。
SHIPのSTD検査
 
 

梅毒は、慢性の感染症で、何年もかかって進行する病気です。
粘膜や皮膚の小さなキズから感染します。

症状

最初に症状が出て、やがてその症状は自然に消えてしまいますが、治療しなければどんどん進行していきます。
人によっては症状がでないこともあります。

第一期（感染３週間から３ヶ月まで）

菌が入った場所が腫れ、潰瘍ができます。

第二期（３ヶ月から２年まで）

全身にぶつぶつの発疹ができます。

第三期（３年から１０年）

一見体調のよい時期が数年間続きますが、皮膚や内蔵で病気は少しづつ進んでいます。

第四期（１０年以上）

神経症状や血管症状が現れます。
 

検査方法

感染してから４週間過ぎれば、血液検査で分かります。

（感染してから４週間以内では正確な結果がでません）

治療方法

早く発見して早く治療すれば完全に治る病気なので抗生物質を服用する。医師の指示に従って完治するまで受診することが必要です。
 

STD検査

当センターでは毎月第三月曜日にHIX・梅毒・B型肝炎の無料迅速検査を実施しています。プライバシー重視の完全予約制です。
SHIPのSTD検査